熊本の葬儀は家族葬のさくら葬祭へ。病院へのお迎えから通夜・葬儀まで、真心こめた家族葬のお手伝いをいたします。

自由葬というのは、特定の宗教宗派の方式によらない、自由な葬儀のことです。

葬儀には宗教儀礼が伴うことが一般的です。それは、死者を人知を超えたものに委ねたい想いや、死者のあの世での幸せを祈る気持ちがあるからです。 しかし最近、無宗教の葬儀も少しずつ増えてきました。遺族の想いによって、形式にとらわれずに、故人とのお別れのときをもちたい、 そんな気持ちから生まれてきたものです。

自由葬のメリット

自由な葬儀ができる

伝統、慣習にしばられずに、遺族や参加者の自由な創意で行えます。

宗旨の対立に縛られない

宗教色がないので、遺族間で宗旨の対立があっても問題なく行えます。

故人を中心にした企画

故人の人柄を中心において、その人らしい自由な企画ができます。

自由葬のデメリットと対策

遺族などの理解を得られない場合がある

新しい方式なので、遺族・親戚間でも理解を得られにくい面があります。

対策:故人の生前の意思表示があるとやりやすいもの。無宗教葬を望むなら遺言やエンディングノートに書き残すことが大事です。

負担が重くなる場合がある

マニュアルがないので、企画し実行することが負担になる場合があります。

対策:おおまかな方式は、葬祭業者が提案してくれます。

考慮すべき点が多くなる

お墓をどうするか、追悼式をどうするか、考慮が必要になります。

宗教宗派を問題にしない公営・民営墓地を選びます。 菩提寺に家墓があり、そこに入りたい場合は、下段を参照してください。追悼式は、仏教の忌日に合わせても、故人の誕生日などゆかりの日にしてもよいでしょう。

当日にとまどう場合がある

葬儀の当日、主催者側も会葬者側もとまどい、混乱することがあります。

主宰者が確固とした意思をもつこと、葬祭業者ともよく打ち合わせをしておくことです。

遺族を不安にさせる場合がある

宗教儀礼がないため、遺族が死者の行方について不安をもつ場合があります。

故人の遺志を尊重した無宗教の葬儀をした後、遺族だけで、遺族の納得のいく宗教儀礼を行うこともできます。

無宗教葬の進め方(以下は一例です)

枕飾り

小さな机に、生花とろうそくを飾ります。

納棺

故人の好きだった服、または故人らしい装いにします。

通夜

故人の好きだった音楽を流し、弔問客には献花をしてもらいます。

告別式

告別式だけを行います。故人の好きだった音楽を流し、皆で献灯するのも美しく幻想的です。 黙祷し、故人の生涯をビデオやスライドで見せることもあります。 お別れの言葉を2~3人にお願いします。 この後、遺族・親戚による「お別れの儀」があり、出棺前に喪主があいさつします。

火葬

火葬場での拾骨の作法は、一般と変わりません。

※無宗教葬の後、菩提寺のお墓に入りたい場合

まずは菩提寺に相談しましょう。
寺院によっては境内墓地への納骨を認めないこともあります。その場合は、宗教葬と無宗教葬の混合で行う納骨のときに宗教儀礼を行うなどの方法があります。

無宗教葬のポイント

祭壇
生花でつくることが多いですが、シンプルにします。デザインをその人らしくしたり、好きな花をアレンジすることもあります。
遺影
黒いリボンはつけず、故人らしい写真を選びます。何枚か選んで、メモリアルコーナーに飾ります。
会葬礼状
定型を用いず、独自に作成します。黒枠は用いません。表書きは「お礼」とします。
音楽
故人や家族の好きな曲を流します。友人や家族の実演があってもいいです。
献花
お別れは献花が多いが、慣れた方法ということで、焼香にすることもあります。 香に対するこだわりがあってもいいです。
手順
特定の宗教色は出さないようにするものの、手順はできるだけ共通にすると、混乱がありません。